従来はヒ素-ヒ素の
二重結合を含む上図Aのような2量体構造であると考えられていたが、ヒ素は二重結合を作りにくいことが知られており、この構造式には疑問が持たれていた。近年、右図のようなヒ素3員環や5員環を含む多量体構造が正しいとの説が発表された
[Lloyd, N. C.; Morgan, H. W.; Nicholson, B. K.; Ronimus, R. S. (2005). "The Composition of Ehrlich's Salvarsan: Resolution of a Century-Old Debate". Angew. Chem., Int. Ed. 44: 941–944. ]。生体内では酸化されて分解し、単量体として作用することが知られている。