ラテン語・
英語名のボヘミアは、
古代にボヘミアから
モラヴィア、
スロバキアにかけての地域に居住していた
ケルト人の一派、ボイイ人に由来する。
6世紀以降、西
スラヴ人が移住し、モラヴィアの西スラヴ人とともに現在の
チェコ人となった。しかし、ドイツに接しているために歴史的にドイツ人も多く居住し、政治的・文化的にドイツとのつながりは深い。
7世紀に
アヴァール人の侵攻を受けた後、
9世紀頃に
プシェミスル家のもとで公国を形成し、
10世紀以降は
神聖ローマ帝国に属して政治的に現在のドイツと結びついた。
11世紀から
12世紀にはボヘミア公は神聖ローマ帝国領内では当時まだほとんど存在しなかった王号をもつボヘミア王となり、高いステータスを獲得するが王権は弱く、実質上は歴代の王の後ろ盾となった
ドイツ人の
傀儡として存在した。チェコ及びボヘミアは、その地理的な重要性から
中世から
近世にかけては「ボヘミアを征する者は、ヨーロッパを征す」とも言われた。